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観劇ログ(にしたい)。とにかくなんでも続けばそれが一番いいのかな。

#ビリーエリオット2020

 11月14日にビリー・エリオットの公演が終わって1週間ちょっと経ちました。TwitterのTLを眺めている範囲では、大人の皆さんはまだまだ余韻に浸っておられるようで。ビリーズは割と日常に戻っているようだけど笑。例に漏れず僕もそうなのでお風呂入ってるときに思い出しビリマイ寸劇が始まったり、父ちゃんの古いフォークソングをつい口ずさんだりしながら過ごしております。あの曲いいよね。メリークリスマス、父ちゃん。

 

 何度も言っているし散々皆さんが言い尽くした後なのですが、ビリー・エリオット2020年公演、最高でした。今回も僕は大阪公演だけの観劇でしたが、それでも7公演観ることができました。無事にダブル、トリプル、クワトロキャストの役も全てのキャストさんで観ることができ、無事に川口調くんという推しビリーも見つかり...あ、調ビリー大好きでした。好きだったとこは改めて書きたい。

 感染予防対策もあってか隣に人がおらず、ゆったり観られた回もありましたが、本当ならそこに座って涙流すお客さんがいたんだよな...何もなければきっと満員だったんだよな...と思うと、すごい作品だと感じてるが故にちょっと残念な気持ちにもなったりしました。

 そもそも自分自身が本当は今回こそ東京公演も行く気持ちでいて、ちゃんとお金も用意していたのですが(これ大事!笑)、コロナでいろんな制限が続いている中、遊びで遠征するのは許されない空気もまだまだあって諦めたので…行きたかったな、赤坂の炭鉱。

 

 何よりも、ビリーに関わった全ての方に本当にありがとうございましたと伝えられるものなら伝えたいです。コロナ禍で何もかもが軒並み中止になり、密が!自粛を!対策が!といろいろ叫ばれる中で、それでも公演を行ったこと、それを生モノの形で届ける選択をしたことは主催された側にとってはある意味賭けだったよなぁと思います(観に行く側で比較的会場の近くに住んでいる自分の立場としては嬉しいことこの上ないのですが)。

 観に行く側もいろいろと気を遣わなければならない状況で、キャストさん、そのご家族の方、スタッフさん、劇場の方に至るまで、主催側の方々はそれこそ普段とは比べ物にならないほどいろいろと配慮しなければならなかっただろうなと思うのですが、そんな状況の中でも僕ら観客に最高のミュージカルを観せてくださったこと。日常には程遠いかもしれないけど、思い通りに行動できない我慢の日々を半年以上過ごしてきた中で、束の間の自由というか、ある種の希望?光?を与えてくださったことには本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

 

 読んでいただいている方もそうだろうと思いますが、今年は本当に生きがいを削られた1年でした(まだ1ヶ月残ってるけど)。2月の半ばまではまぁ順調だったのですが、リリースイベント最終日が中止、3月にあったライブは5月に延期からの結局中止、4月にあったツアーも中止、7月のライブも行けそうだったものの結局中止...いろんなグループを推して予定もいろいろ決まってたのに全部なくなってしまって絶望感に打たれながら払い戻ししました。それと同時にいつも現場に行くたびに会い、話し、酒を飲み...をしてた人たちとも全く会えなくなってしまったし。夏以降は配信の形で復活しつつはありますが、やっぱり生で観るのには勝てないというか...気持ちが乗り切れないんですよね。

 中でも5月に観る予定だったTHE BOY FROM OZがチケット買った数日後に中止になったのは特に悲しかった。初演ビリーを演じた山城力くんと木村咲哉くんがWキャストになってて、自分の観る回がどっちに決まってもめちゃくちゃ楽しみだったのに。結局観れないまま力くんがアルゼンチンに旅立ってしまった...超余談ですが今回マイケルを演じた河井慈杏くんがその山城力くんを憧れの人に挙げているのをつい最近知って、僕の中で慈杏くんの株がバカ上がりしています。

 

 今もまだまだ予断を許さない日々が続いていますが、ビリー・エリオットに与えてもらった何かを胸に抱きながら、余韻に浸りながら、またしばらくは頑張って生きようと思います。早くマスクせずに観劇できるようになるといいな。双眼鏡がやたら曇るんじゃ。あと涙でマスクがへたるんじゃ…

 何年先になるかはわからないけど、次にまた幕が開く時には、今度こそ東京でも観たいな。その時はきっとまた新しいビリーとマイケルに出会って推しを見つけるんだろうな。それで劇場出た後はお酒飲みながら各々の好きなビリーやマイケル、あのシーンがとかここでのハプニングがなんてあーだこーだって話したいな。

 

 早く元通りの生活が戻りますように。

 

 またな、ビリー。